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2026.01.19

解体工事のアスベストが心配な方へ|飛散リスクと周辺住民ができる対策

解体工事のアスベストが心配な方へ|飛散リスクと周辺住民ができる対策

近所で解体工事が始まると、

「アスベストが飛んでくるのではないか」

「家族の健康に悪影響はないか」と不安を感じるのではないでしょうか。

アスベストは重篤な健康被害を招くイメージが強く、心配になるのは当然です。

しかし、現在の解体工事は法令に基づいた対策が義務づけられており、ルールが守られていれば周辺住民の健康リスクは極めて低いと考えられています。

本記事では、解体工事のアスベスト対策について、周辺住民が確認すべきポイントと、家庭でできる対策をわかりやすく解説します。

解体工事からアスベストが漏れることはある?

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現在の制度では、以下のような対策が法令等で義務付けられ、アスベストの健康被害を抑える仕組みが整備されています。

  1. 事前調査と報告:工事前にアスベストの有無を調べ、自治体へ報告
  2. 飛散防止対策の実施:散水や、粉じんを漏らさない養生の設置
  3. 現場への結果掲示:調査結果を現場の見える位置に掲示

以上が適切に行われていれば、アスベストが周辺に飛散する可能性は極めて低いと考えられます。

周辺住民が確認すべき3つのポイント

周辺住民が確認すべき3つのポイントの画像

業者が適切に作業しているか、以下の3点をチェックしましょう。

1. 現場の掲示板(石綿事前調査結果)

アスベストの事前調査を行う工事では、調査結果を入口付近などに掲示することが原則とされています。

  • アスベストの有無:明記されているか
  • 調査者の氏名:記載されているか
  • 調査完了日:記載されているか

以上が掲示されている現場は、少なくとも事前調査が実施されている工事であり、法令に沿った対応が行われている目安になります。

ただし、工事内容により事前調査や掲示対象外となるケースもあるため、見当たらない場合は自治体に確認しましょう。

2. 養生シートと散水の徹底

アスベストや粉じんの飛散を防ぐ対策が行われているかを確認します。

  • 養生:建物全体が隙間なくシートで覆われているか
  • 散水:作業中に継続して水をまき、粉じんを抑えているか

3. 作業時間と工程の把握

現場に掲示されている工程表を確認しておくと安心です。

特に、重機で建物の構造体を壊す期間は粉じんが増えやすいため、事前に把握しておけば後述の家庭でできる対策がしやすくなります。

家庭でできる解体工事の粉じん対策(洗濯物・窓・外出)

家庭でできる解体工事の粉じん対策(洗濯物・窓・外出)の画像

アスベスト飛散を過度に恐れる必要はありませんが、念のために以下の対策を行うと安心です。

  • 洗濯物:粉じんが舞いやすい日は部屋干しを推奨。養生がしっかりしていれば外干しも可能だが、精神的には室内が安心
  • 窓の開閉:工事時間帯(日中)は窓を閉める。換気扇の使用は問題ないが、現場側の窓は閉めておく
  • 外出・帰宅:現場付近ではマスク着用、帰宅時に衣類を払う。子ども・高齢者・ペットがいる場合はルート変更が無難

解体工事のアスベストが不安なときの相談先と伝え方

解体工事のアスベストが不安なときの相談先と伝え方の画像

「掲示物がない」「明らかに粉じんがひどい」といった問題がある場合は、公的機関に相談しましょう。

  • 自治体の環境課・公害窓口:アスベスト飛散防止の監督部署
  • 保健所:健康への影響について相談が可能

相談時には、解体工事の場所、工事期間、現場に掲示されている内容を整理して伝えるとスムーズです。

解体工事のアスベストへの心配に関するQ&A

解体工事のアスベストへの心配に関するQ&Aの画像

Q. 一時的に粉じんを吸っただけで健康被害はありますか。

A. アスベストによる健康被害(中皮腫等)は、長期間大量に吸い込み続けた場合にリスクが高まるものです。

現場を通り過ぎる際に一時的に吸い込んだ程度で即座に健康被害が生じる可能性は、医学的に極めて低いと考えられます。

(関連記事:アスベスト関連症状はいつ出る?時期や曝露歴の傾向を徹底解説

Q. 掲示物がない場合は違法ですか。

A. アスベストの事前調査対象工事で掲示がない場合、法令違反となるおそれがありますが、判断は行政が行います。

自治体の担当部署に状況を伝えて現場確認や指導の必要性を相談するのが適切です。

まとめ

近所で解体工事がはじまり、「アスベストが飛んでくるのでは」と心配になるのは自然な感情です。

まずは掲示物や養生・散水の状況を確認し、業者がルールを守っているか見極めましょう。

現在の制度では、アスベストの事前調査と飛散防止が前提となっているため、適切な対応が確認できれば過度に恐れる必要はありません。

不安が解消されない場合は、一人で悩まずに自治体の相談窓口を活用してください。


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