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2026.01.12

【保存版】自動車部品とアスベストの基礎知識|ブレーキダストは危険なのか?

【保存版】自動車部品とアスベストの基礎知識|ブレーキダストは危険なのか?

「昔の車にアスベストが使われていたって、本当?」
「ブレーキダストを吸うのは危険?」
「今の車や部品は安全なの?」

こうした疑問を持つ方は少なくありません。

本記事では、自動車部品にアスベストが使用された歴史や背景、整備時に注意したいポイント、現在の部品事情までを分かりやすく解説します。

自動車部品にアスベストが使われていた理由

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アスベストは、耐熱性や耐摩耗性に優れた繊維状の天然鉱物です。

高温でも燃えにくく摩擦に強い性質から、かつては工業製品の素材として幅広く使われました。

自動車は走行中に強い熱や摩擦が発生するため、部品には過酷な条件への耐性が求められます。

1960〜1980年代を中心に、ブレーキやクラッチなどの摩擦材にはアスベストが多用され、その後1990年代にかけてノンアスベスト材への切り替えが進みました。

当時は健康影響に関する知見や規制が十分でなく、後年になって各国で規制が強化され、日本でも2006年にアスベスト含有製品が原則禁止となっています。

ブレーキ・クラッチに使われたアスベストと注意点

ブレーキ・クラッチに使われたアスベストと注意点の画像

ブレーキパッドは走行中の車を減速・停止させる部品で、過去には耐摩耗性を高める目的でアスベストが配合されていました。

摩擦によって発生する細かな粉は「ブレーキダスト」と呼ばれ、古い車においては健康影響を心配する声も見られます。

アスベストによる健康リスクが問題になりやすいのは、粉じんが多量に舞う次のような場面です。

  1. 整備作業で粉を削るとき
    古いブレーキパッドを削ったり、クリーニングしたりする作業。
    研磨やクリーニングで大量の粉じんが発生する。
  2. 整備作業で粉を吹き飛ばすとき
    ブレーキ周りをエアブローし、付着したダストを一気に吹き飛ばす作業。
    粉じんが広い範囲に舞いやすくなる。

以上のように、職業として古いブレーキ材の整備を繰り返す場合には、アスベストのばく露リスクが指摘されています。

アスベストの健康への影響については、関連記事をご覧ください。

(関連記事:アスベストの健康被害とは?家庭で知っておきたいリスクと安全対策

一方、運転時に発生するブレーキダストから吸い込むアスベスト量はごくわずかと考えられ、健康リスクは低いとする報告が多いです。

ただし、車齢の古い車や補修歴が不明な車の整備・解体する際は注意しましょう。

また、クラッチ板もエンジンの力を伝える際に摩擦と熱が生じる部品で、過去には耐熱性を重視してアスベストが使われていましたが、現在は代替材料が主流です。

DIY整備で注意すべきアスベストリスクと対策

DIY整備で注意すべきアスベストリスクと対策の画像

古い車を自分で整備する場合の注意点と対策法は、以下のとおりです。

粉じんを舞い上げる整備に注意

特に注意すべきなのは、次のような付着した粉じんを一気に舞い上げてしまう作業です。

  • 圧縮空気で粉じんを吹き飛ばすエアブロー
  • 乾いた布で強くこする乾拭き

以上のような方法は、アスベストが含まれていた場合のばく露リスクを高めるとされています。

ユーザーが知っておくべき安全な整備のポイント

DIYでブレーキ周りを清掃する場合は、次の点を意識すると安心です。

  • 使い捨ての防じんマスク(できれば性能の高いもの)を着用する
  • 水で湿らせたウェスやパーツクリーナーを使い、粉じんが舞い上がらないようにする
  • エアブローや強い乾拭きは避ける

不安がある場合は、無理をせず専門業者に任せましょう。

ノンアスベスト部品への移行の背景と現在の安全性

ノンアスベスト部品への移行の背景と現在の安全性の画像

アスベストの健康影響が明らかになるにつれ、各国で規制が進み、自動車業界でも摩擦材のノンアスベスト化が進みました。

現在流通している新車や補修部品は、原則としてノンアスベストとされています。

注意が必要なのは、主に旧車(特に1980年代以前)や長期保管されていた古い部品を扱う場合です。

まとめ

自動車部品にアスベストが使われていたのは事実で、とくに1960〜1980年代のブレーキ材・クラッチ材に多用されていました。

しかし、その後は素材技術の発展と規制強化によりノンアスベスト化が進み、現在の新車や一般的な補修部品では過度に心配する必要はありません。

大切なのは、危険な場面を理解し、古い車両の整備や解体時に粉じんを吸い込まない工夫をすることです。

リスクの高い場面では専門業者に任せる、DIYではマスクや湿潤化を徹底するといった「知って避ける」姿勢が、現実的で安全な向き合い方と言えるでしょう。


出典

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