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2025.10.04
もう迷わない!冷蔵庫の処分方法|費用を抑えて安全に手放す3ステップ
冷蔵庫の買い替えや引っ越しで、古いものの処分に困っていませんか?
冷蔵庫は「家電リサイクル法」で処分方法が定められており、不法投棄は罰則の対象となります。
この記事では、冷蔵庫を安全かつ賢く処分するための3つのステップを解説します。
費用相場から注意点まで網羅しているので、もう迷うことはありません。
冷蔵庫処分の3ステップ
まずは、冷蔵庫処分の基本的な流れを把握しましょう。
ステップ1:最適な処分方法を選ぶ
- 家電量販店:買い替え時に引き取りを依頼する方法。
- 自治体の指定引取場所:自治体の指定場所に搬入する方法。
- 不用品回収業者:業者に引き取りに来てもらう方法。
- リサイクルショップやフリマアプリ:使える製品は売却・譲渡が可能。
ご自身の状況に応じて、最適な方法を選びましょう。
ステップ2:リサイクル券を手配する
冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目に定められています。
処分にはリサイクル料金を支払うための「家電リサイクル券」が必要です。
券の手配方法は、処分の仕方によって異なります。
ステップ3:収集日を決めて準備する
引き取り日までに冷蔵庫の中身を空にし、コンセントを抜いて水抜きを済ませておきましょう。
スムーズな搬出のため、玄関までの動線を確保しておくことも大切です。
冷蔵庫を処分する具体的な方法と費用相場
ここでは主要な処分方法と費用相場を紹介します。
| 費用相場 | リサイクル券 | メリット | デメリット | |
|---|---|---|---|---|
| 家電量販店 | 5,000〜8,000円程度 (リサイクル料金+収集運搬料金) |
店側が用意 | 買替と同時に手続き可能 | 引き取りのみの依頼を受け付けていない店舗もある |
| 指定引取場所への持ち込み | 3,000〜5,000円程度 (リサイクル料金のみ) |
自身で用意 (郵便局で発行) |
収集運搬料金がかからない | 自分で運ぶ手間と、運搬用の車両が必要 |
| 不用品回収業者 | 8,000〜15,000円程度 (リサイクル料金+収集運搬料金+業者手数料など) |
業者が用意 | 自分で運ぶ必要なし | 費用が割高になる傾向 |
| リサイクルショップやフリマアプリでの売却・譲渡 | 0円 (売れればプラスになる可能性も) |
不要 | 処分費用がかからず、収入になることもある | 手元に残るリスク。出品や発送に手間がかかる |
要チェック!処分時に注意すべき3つのリスク
冷蔵庫を処分する際には、安全面や法令遵守も重要です。
トラブルを避けるためにも、以下の3つのリスクに注意してください。
1.違法な不用品回収業者による高額請求
無料回収を謳いながら高額な追加費用を請求する違法業者に注意が必要です。
不用品回収業者に処分を依頼する場合は、公的な許可を得た業者であることを以下のページから確認しましょう。
参考サイト:一般財団法人 家電製品協会「全国自治体HP検索」
2.フロンガスやアスベストなどの有害物質による環境リスク
冷蔵庫には環境や健康に影響を及ぼす有害物質が潜んでいます。
冷却に使われるフロンガスは、自分で解体すると漏洩の危険があるため注意が必要です。
また、2005年頃までに製造された冷蔵庫には断熱材としてアスベストが使われている可能性があります。
ただし、家電リサイクル法で定められた方法で処分する限り、危険にさらされることはありません。
古い家電に含まれるアスベストのリスクについては、関連記事を参考にしてください。
(関連記事:ドライヤーにアスベストが使われていた?古い家電の危険性について)
3.搬出時のけが・事故のリスク
重い冷蔵庫を一人で運ぼうとすると、けがや家屋破損のリスクがあります。
専門業者に任せるか、複数人で安全に作業しましょう。
よくある質問
ここでは、冷蔵庫の処分に関して多く寄せられる疑問を紹介します。
Q. ポータブル冷蔵庫もリサイクル対象ですか?
はい。小型でも電気で動く冷蔵庫・冷凍庫は家電リサイクル法の対象です。
粗大ごみとしては出せません。
ただし、業務用機器や一部メーカーの特殊製品は対象外となる場合があるため、型番や製造元を必ず確認してください。
Q. 無料で処分できる方法はある?
リサイクルショップやアプリなどで譲渡できれば無料で手放せますが、需要や動作状況により断られることもあります。
まとめ
冷蔵庫の処分は、家電リサイクル法に基づいて行うことが最も重要です。
安易に不用品回収業者に依頼せず、まずは家電量販店や自治体といった信頼できる選択肢を検討しましょう。
アスベストやフロンガスといった有害物質のリスクを回避するためにも、必ず法律を守って処分してください。
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