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2025.09.22
【知らないと危険!】外壁塗装DIYの道具・手順・注意点を徹底解説
「自宅の外壁がはがれている。塗装って自分でできるのかな?」と考える人は少なくありません。
業者に頼まず自分で行う「DIY」なら費用は抑えられますが、安全性や仕上がりへの不安もあります。
本記事では、外壁塗装DIYに必要な道具から手順、注意点、補助金制度まで解説します。
DIYに挑戦したい人も、業者依頼を検討する人も参考にしてください。
外壁塗装DIYに必要な道具と塗料の選び方
外壁塗装DIYを始めるには、まずは道具と塗料を揃えましょう。
代表的な道具は以下の通りです。
- ローラー
- 刷毛
- 養生材(マスキングテープ、ビニールシートなど)
- 脚立や簡易足場
- 保護具(マスク、手袋、ゴーグル、作業着など)
これらを揃えることで作業効率が大きく変わります。
塗料には主に以下の種類があります。
| 種類 | 耐久年目安 |
|---|---|
| アクリル | 3~5年 |
| ウレタン | 7~10年 |
| シリコン | 10~15年 |
| フッ素 | 15年以上 |
最近は「ラジカル塗料(12〜15年)」も人気で、コストと耐久性のバランスに優れています。
初心者には扱いやすくコストパフォーマンスに優れたシリコン塗料がよく選ばれます。
外壁塗装DIYのやり方を6ステップで徹底解説
外壁塗装をDIYで行う際の主な流れは、以下の通りです。
- 洗浄
高圧洗浄機などを使い、カビや汚れを落とします。汚れが残ると塗料が密着せず、剥がれの原因になります。 - 下地補修
ひび割れや欠けを補修材で埋め、平らに整えます。 - 養生
窓やサッシ、地面など塗装しない部分をビニールシートで覆い、塗料の飛散を防ぎます。 - 下塗り
外壁材に合わせた下塗り材を塗布し、塗料の密着を高めます。 - 中塗り
仕上げ塗料を一度塗り重ね、耐久性を確保します。 - 上塗り
最後にもう一度塗料を塗布し、色ムラを防ぎつつ美しく仕上げます。
重要なのは、「塗りの工程で十分な乾燥時間を確保すること」です。
乾かないうちに次を塗ると剥がれや施工不良の原因になります。
また、金属外壁の場合はさび止めなど追加の工程が必要になることもあります。
外壁塗装DIYのリスクと注意点
外壁塗装のDIYは、以下のようなリスクも伴います。
高所作業による転落・けがリスク
外壁塗装では脚立や足場を使う場面が多く、労働安全衛生法では高さ2m以上の作業には足場の設置が義務付けられています。
DIYには直接この規定は適用されませんが、高所作業では安全のために業者に依頼するか、プロが設置した足場を利用しましょう。
特に2階以上の作業は危険が大きいため、業者に任せたほうが無難です。
塗料・溶剤による健康被害
塗料に含まれる溶剤は、吸い込むと頭痛やめまいを引き起こすことがあります。
作業時は必ずマスクを着用し、換気を徹底しましょう。
肌を守るため、長袖や手袋の着用も欠かせません。
アスベストなどの有害物質に注意
2006年9月1日以前に着工された建物には、アスベストが含まれる建材が使われている可能性があり、改修や解体の際には有資格者による事前調査が法律で義務付けられています。
塗装を除去せず、上塗りや材料の追加のみ行う場合であれば事前調査の義務はありません。
ただし、健康被害のリスクを避けるためにも専門家に調査を依頼することを推奨します
また、1970年代以前の塗料には鉛が含まれている場合があり、吸い込むと神経障害のリスクがあります。古い建物では自己判断でDIYせず、必ず専門家に確認してください。
アスベストを使用した建物の安全性が気になる方は、関連記事も参考にしてください。
(関連記事:アスベストが使われた建物に住んでも大丈夫?健康リスクと安全対策)
都分析は、規制が厳格化される以前から20年以上“安全”を徹底してきたアスベスト調査のエキスパートです。安心してご相談ください。
外壁塗装に使える補助金・助成制度をチェック
外壁塗装には自治体の補助金や助成制度が利用できる場合があります。
ただし、DIYでの施工は原則として補助の対象外で、省エネ性能の高い塗料を使用した業者施工が対象となるのが一般的です。
補助の条件や金額は自治体によって異なるため、最新情報は各自治体の公式サイトや窓口で確認してください。
DIYを検討している人も、業者依頼の可能性に備え、制度の存在を覚えておくと良いでしょう。
まとめ
外壁塗装をDIYで行う最大のメリットはコスト削減ですが、安全面や仕上がりの観点からはリスクも多く存在します。
特に高所作業やアスベストなどの有害物質の懸念がある場合はプロに任せるべきです。
業者依頼であれば補助金制度の対象となる場合もあり、長期的なコスト削減につながることがあります。
DIYに挑戦するか、それとも業者に頼むかを判断する際には、補助金活用も踏まえて総合的に検討すると良いでしょう。
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